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主宰者 杉浦貴之の想い  

1999年、私は進行性の腎臓がんにかかり、両親には「余命半年、2年後に生きている可能性は0%」と宣告されました。

あれから16年が経過し、今ぼくは、がんになる前よりも元気です。

がんの治療中、私は病院のベッドで、「大学時代に走ったホノルルマラソンにもう一度出たい!」という夢を抱きました。 ただ夢を見るのではなく、ゴールシーンを思い浮かべては実際に涙するほどありありと描き、辛い治療を耐え抜きました。

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そして6年後の2005年、夢が叶います。

そのとき、周囲の人々に言われたのが、「何でそんなにフルマラソンを走れるほどに元気になったの?」という言葉。

私はとっさに答えていました。

「走れるほどに元気になったのではなく、走ったから元気になった!」

走り始めた当初、1㎞走っただけで倒れていました。

足は震え、胸は苦しく、しばらく立ち上がれませんでした。

ここであきらめたら、これまでと同じ。

6年間、自分で自分で病人扱いしていたことに気づき、

その思い込みが現実を作っていることに気づき、

覚悟を決めて、翌日も走ろうと決意しました。

「もう自分を病人扱いはしない!どんな自分も今がベスト。ここから良くなるだけ。自分ならできる」

そう自分と約束しました。

そこから1日100mずつ積み重ねていき、

1か月後に3㎞、2か月後に7㎞、

3か月後のホノルルマラソンで、42.195㎞を5時間28分で完走することができました。

「10歩、歩けた」「100m走れた」ということが小さな自信になって、それが積み重なっていったときに、1㎞、2㎞になっていく。

そのプロセスで、自分ができるという感覚が体に染みこみ、心に染みこんでいきました。

心がときめいたら、まずは動くこと。元気は、後からついてくる。

「走れるほどに元気になったのではなく、走ったから元気になった!」の言葉に、たくさんのがんサバイバーが走り始めてくれました。

病院で治療中のがん患者さんも、ホノルルマラソンを希望にして治療を乗り切り、実際にホノルルを走って元気になったことを伝えてくれました。

それならば・・・

 

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「がんサバイバーさんを、まとめてホノルルに連れていって、自分自身の内なる力で、仲間の力で、みんなで元気になればいいじゃないか!」

と思いつき、

2010年、がんサバイバーホノルルマラソンツアーを計画したのです!

2010年、2011年、2013年、2014年と4回にわたって行われたツアーは、本番前から、優しい愛に包まれ、温かい助け合いが行われていました。

たくさんの応援メッセージが集まり、行きの飛行機の中で、みんなで読み合い、現地に行くことができない人とも心を一つにしました。

さらに、メーリングリストの応援メッセージは、ものすごい数に上りました。

 

ホノルルマラソンのレース中は、大きな声を掛け合ったり、足の痛い人がいれば肩を貸し合ったり、コースですれ違えば、ハイタッチに、ハグまでしたり。

ゴールしてから、痛い足を引きずり、何キロも戻ってサポートしてくれた人がいたり・・・。

親子の愛、夫婦の愛、家族の愛、仲間の愛、肉体を離れた仲間の愛、たくさんの支え愛がそこにはありました。

ホノルルマラソンに参加したすべての人が、たくさんの優しさと愛に包まれてゴールを迎えることができました。

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ホノルルのゴールで、一人一人が希望の光になりました。一人一人がメッセンジャーとなりました。

自分ががん告知を受けたときは、 一筋の希望の光はとても小さかったけど、今、少しは見つけやすくなっていたら嬉しいです。

「がん=絶望」という闇の世界から、たくさんのがん患者さんを光あふれる希望の道に連れてきてあげたい。

ツアーでは、皆さんそれぞれが己の中ある『想像を超えた可能性』に気づき、大きな自信を得たことでしょう。

そう、自分の力を制限しているのは、まぎれもない自分自身。

できないと決めつけているのも自分自身。

自分自身を信じ切れたとき、自分の想いに、自分の描いた未来に、命は、細胞は必ず応えてくれるのです。

 
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さらに、一緒にホノルルを走った仲間の間に、強い絆が生まれました。

日本に帰ってから、それぞれが繋がり、こんなことを言ってくれる人もいます。

「チームメッセンジャーの仲間はもう家族だね!」

そう、あのホノルルの地で結ばれた強い絆は、これから一生切れることはありません。

ホノルルマラソン中だけでなく、それぞれが歩んでいく人生の中で、家族のように励まし合い、助け合い、支え合って生きていける。

 

ホノルルを走ったメンバーそれぞれ、これからも大変なことが待っているかもしれません。

でも、そんなときこそ、このツアーで生まれた「自分への自信」と「仲間の絆」という宝物を思い出して、その壁を乗り越えていってほしいです。

必ず、道はある。

一人で進むには困難な道に、希望の光が束になって降り注いでいたら、きっと自信を持って進んでいける。

進む道を、仲間と照らし合っていけば、きっと勇気を持って進んでいける。

そして、マラソンと同じように、道はどこまでも続かない。

必ず、終わりはやってくる。

“あきらめないで生きる”こととは、“終わり”から目を反らし、 「死にたくない」と“生”にしがみつくことではない。

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ゴールをしっかりと意識し、未来に希望の光を見出し、ワクワクしながら思いっきり今という“生”を楽しむとき、命は輝く。

命は輝きたがっている。

いや、いつも命は輝いている。その輝きを今こそ、解き放ってやりましょう!

人生のゴールを満面の笑顔で迎えるために。

  ●参加された方の声  

杉浦貴之

「命はやわじゃない!」がんサバイバーホノルルマラソンツアー。

皆さんをお待ちしています。

チームにエントリーした瞬間、ドラマは始まります。

命はやわじゃない。君はひとりじゃない。

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