【がんを治すのは、勉強して知識を詰め込むことでなく、まず感じて、意識を高めていくこと】
2021.05.29
日記【がんを治すのは、勉強して知識を詰め込むことでなく、まず感じて、意識を高めていくこと】
今日は、6月3日のZOOM養生セミナーに講師として出演してくださる寺山心一翁さんのご紹介。
心さんは、自分と同じ腎臓のがんを克服された先輩であり、
希望であり、憧れの存在でした。
今の自分がるのは心さんのおかげだと思っています。
心さんは余命数か月の末期腎臓がんから37年。
右腎臓は手術で摘出し、転移した肺の腫瘍は自然に消失。
その治癒の軌跡を『Messenger』で伝えてくれました。
たくさんの珠玉のメッセージを伝えてくださいました。一部をご紹介します。全文はぜひ、『Messenger』で読んでみてください。
『Messenger』45号「がん自然治癒の軌跡」余命数か月の腎臓がんから30年、転移した腫瘍は自然治癒の寺山心一翁さん他
37年前、末期の腎臓が発覚した心さん。
手術、放射線治療を受けるも、病院から見放され、自宅に帰ることになります。
体は衰弱しきっていて、やがて家で死を迎えるんだなということも頭をよぎっていたそうです。
肺の腫瘍のあたりが、激しく痛み続けました。
そのとき、急に心臓の鼓動が感じられて、自分の心臓が愛おしくなったといいます。そこで心さんは思わず、こんな言葉をかけていました。
「心臓さん、本当にありがとう。今まで一度も止まったことがないんだね」
そして、涙があふれ出て、胃にも、腸にも、手にも、足にも声をかけたら、
すべてが可愛く思え、愛おしくなりました。
そして、肺の痛みのあるところにいったとき、突然、こんなことを思ったそうです。
「これは自分が作ってしまったんだ。体の声を聞かず、休むことなく働き続けた結果なんだ。そうか、これは自分の子どものようなものだ。愛おしい子どもなんだ。これまで気づかなくてごめんね。愛しているよ。ありがとう」
涙、涙だったそうです。
痛みが和らいできて、以来、肺の痛みの部分に愛を送り続けました。
すると、自分を愛することができるようになり、
さらに、支えてくれる妻、子どもたちへの感謝が深くなり、
この頃から、体が良くなっていく感覚があったそうです。
がんの奇跡的治癒の経験者が言われていること。
その鍵として「意識が変わること」を挙げられています。
元九州大学名誉教授で、医師の故池見酉次郎(ルビ:いけみゆうじろう)先生が「がんの自然退縮」についてこのようなことを言われています。
「この現象は、実存的転換と言って、その人の考え方や生き方すべてが変わったときにしか起こらない」
実存的転換とは、
それまでの価値観を根底から覆すような心の変化、
意識の変容だとすると、
これまで『Messenger』に登場してくださった多くの方が体験されています。
このとき心さんにも、大きな変化が起きています。
自宅にいたある朝、
日の出を見ているときに、
太陽の光が体に入ってくる体験をされます。
「その瞬間、自分はこの地球という惑星にいて、太陽系の中にいて、宇宙の中にいて、たった一つの大切な自分なんだと気づきました。自分を大事にできるのは自分しかいない。体を酷使し自分をないがしろにするのは、もうやめようと思いました」
「そしてすべてのものが繋がっていて、すべての出来事が絡みあい、影響しあい、意味があってこの現実に繋がっている。その中で自分は生かされているんだと一瞬にして悟りましたね」
この日をきっかけに、心さんの体は大きく変わっていきます。これをスイッチと呼ぶ方もいます。
しかし、光とか、宇宙とか言われてもピンと来ないという方もいるでしょう。
ぼく自身もそんな神秘的な体験があるわけではないです。
心さんのような神秘的な体験を求めている時期もありました。
それでも、光も感じないし、
瞑想はすぐに妄想になるし、
「すべては一つ」なんていうことも全然理解できませんでした。
そして「それを感じられないのは、修行が足りないからだ」と言われ、
他人にすがり、霊感商法に走っていく・・・という道も通りました(笑)。
それぞれの気づき方、変化のタイミングがあるのだと思います。
きっとそのチャンスはそれぞれに用意されているはずですし、大切なのはそれを受け取れるかどうかだと思います。
人との出会いであったり、
本との出合いであったり、
自然との出合いだったりします。
そのために“感じる”ことを大事にし、そしてその感じたことを、素直に受け入れる心を持っていてほしいです。
心さんはこう言われています。
「まず“感じる”ことが大事。本なんか放り出して、自分が人間という一生物として存在していることを、自分で感じて、感じて、感じ抜くんです。がんを治すのは、勉強して知識を詰め込むことでなく、まず感じて、意識を高めていくことなんです」
『これがいい、あれがいい』と人に言われて、すべてその通りに動いていたらダメ。病気を機に、自分でクリエイティブな人生を歩んでいこうと提案しています」
「読んだだけ、聞いただけでは何も変わりません。ぜひ、アクションを起こしてください。自分自身に無条件の愛を送ること、たった今この瞬間にもできると思います。今日が素晴らしいスタートになると信じています」
意識が変わる、人生が変わるきっかけは、無限にあります。何も神秘的でなくてもいいと思います。
難しく考えず、外に出てみる。
そこで自然に触れることができる。
日の出を拝むのもいい。
歩けば人に出会うかもしれない。
走ってみたくなるかもしれない。
まずは感じたままに動いてみることだと思います。
そんな意識が変わるきっかけになるかもしれません。
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Zoomオンラインビンビン養生セミナー《命の養生編》
次回は6月3日、寺山心一翁さんの講座です。6月17日杉浦貴之セミナーとのセットもあります。録画での参加も可!
お申し込み⇒https://takamessenge.thebase.in/
プロフィールなどの詳細⇒
https://www.taka-messenger.com/schedule/inochibinbin.html
【第4回】 寺山心一翁氏(寺山心一翁オフィス代表/腎臓がん肺転移から37年)
2021年6月3日(木) 19時~21時 セミナー70分 質疑応答・交流会 50分
「今を生きる~あるがまま、で素晴らしい~」
今、この瞬間に生きている、と感動していますか?
私たちは、今、人間も含む自然のすべてに生かされていると感じる時、自分の内にある愛に気がつくのです。
思考を離れ感じる力を養うこと、自分を愛すること、大元にある内側に意識を向けることなど、
すべてが繋がりをもって、私達を導き助けてくれています。
今、という瞬間に自分の存在を受け入れ、愛してあげることから、人生の真の喜び、真の癒しは始まると思っています。
私が実践したことの中から、笑顔で生きるヒントをお話できればと思います。
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オフライン&オンライン!6月20日(日)Espacio & 杉浦貴之 Special Live in 岡崎
https://www.taka-messenger.com/diary/espacio.html
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リアル&オンライン開催!7月5日(月)杉浦貴之トーク&ライブin豊橋@ベジカフェロータス
https://www.taka-messenger.com/diary/vegevege.html
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『Messenger』最新号の58号は4月28日発刊されました。
購読いただいている皆さん、応援してくださっている皆さん、ありがとうございます!
今号は支える人の特集です。
当事者の方にも希望が持てる内容になっています。
表紙の森本さんが言われていました。
支えられる人も、支える人も、どちらもサバイバー。 入れ替わりながら支え合っている。
生きる力を引き出す寄り添い方とは?言葉の掛け方とは?
支える人、支えられる人、 その想いが良いループに入ったとき、生きる力が育まれると思います。 輝いて生きるためのいろんなヒントが散りばめられています。ぜひ読んでください。
テーマは「あなたを信じているから ~がん患者を支える人の特集~」
☆登場人物☆
「ありのままのあなたにありがとう ~腎臓がんの夫を支えて~」萩原悦子さん。
「支える人だって楽しんでいい ~夫は白血病、私は妊婦で~」中村映自さん&中村浩美さん。
「全部ひっくるめて、大丈夫 ~小児がんの息子を支えて~」安東由紀さん。
「チャレンジャー~障害者でがんサバイバーの夫を支えて~」森本広子さん。
「人生を幸せに生き切るために~医師であり、がん患者として~」小林正学さん。
1冊からでもご注文いただけます。
定期購読は6回分3000円で、さまざまなイベントを割引で参加することができます。
プレゼントにもぜひ。
詳細、お申し込み⇒https://www.taka-messenger.com/messenger/messenger58.html
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『命はそんなにやわじゃない』かんき出版